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20140108福島の柿生産復興に技術協力 奈良

2014-01-09 87 Dailymotion

福島の柿生産復興に技術協力 奈良
原発事故の影響で生産が自粛され、この冬3年ぶりに出荷が再開された福島県特産の干し柿の栽培を後押ししようと、柿の生産が盛んな奈良県は、木の成長を早める独自の技術を提供することになりました。
福島県北部特産の干し柿「あんぽ柿」は、原発事故のあと、一部から国の基準を超える放射性物質が検出されたため生産の自粛が続き、先月、放射性物質の値が下がった地域で3年ぶりに出荷が再開されました。
福島のあんぽ柿の生産の復活を後押ししようと、全国有数の柿の生産地の奈良県は、独自に開発した柿の栽培技術を福島県に提
供することになりました。

奈良県の果樹振興センターでは、通常は春から始める柿の木の苗の栽培を真冬の1月からハウスで育てたり、生育途中の木に接ぎ木をしたりすることで、4年から5年かかる実がなるまでの期間を2年から3年に短縮する技術を研究開発しています。

奈良県は来月から技術を指導する職員を福島に派遣し、放射性物質の影響を受けていない新しい柿の木の栽培を進めるのに協力することにしています。
奈良県の果樹振興センターの西野精二所長は、「奈良県が持っている技術で、安心安全な福島の柿の復活に貢献したい」と話しています。
01月08日 20時18分